天秤座について|星座の性質

天秤座の要素

  • Key consept/I balance(私は均衡をとる)
  • Ruler/金星
  • Elements/風
  • Quality/活動宮
  • Gender/男性
  • House/7ハウス(結婚、契約、結合)

乙女座までの6つのサイン(春分ー秋分)で”個の確立”が終わり、上半球の6つのサインに入ると”他者” “社会・集団”がテーマとなります。

牡羊座が”自分を感じる”性質だとしたら、その反対側に位置する天秤座は”自分”と”他者”や”社会”との関係の中で、正確にバランスをとって支柱を作ることによって(I balance=私は均衡を取る)自己を確立していく性質をもちます。

天秤座の人は”自分”というものを意識するとき、”他者”も自分と同じ目線で見ます。自分以外の人も同じようにそれぞれの人生を生きているということを本能的に知っています。

天秤座は、”他者”を客観的に見ることができる分、”自分”も客観的に見ることができます。自分から見た他者、他者から見た自分、自分から見た社会や社会と他者の関係。

そうやって客観的にみた自分の中の違和感のある部分や、社会や人のバランスを調整し均整をとって、より洗練させていくことができる特技をもちます。

支柱の高さは人によって様々ですが、それぞれの位置に立って公平に物事のバランスを取り中心を探そうとするのが、”平和主義で控えめ”と言われる天秤座の性質です。

優雅で公平でクール

天秤座は”活動宮”ということもあり、視野を広くもって積極的に人や社会とのバランスをとりながら自らの社会性を身につけていきます。

エレメントは”風”で、基本的に争いを好まず知的で公平さを持ち、支配星の”金星”は美的センスがあり、高い美意識を持つことを表しています。社会的で優雅な、まるで貴族のような振る舞いに多くの人が惹きつけられます。“貴族的な優雅さ”と表現されるのは、高い位置から自分以外の人を客観的に公平に見ているから。その視点の高さは、時に人間離れしているとさえ感じさせられます。

天秤座は、自分と同様に人間が完璧でないことを理解しています。「人はそれぞれ違っている」ということを知っているからどんな人とも楽しく関わることができます。知っているからこそ受け入れる力も持ち、抜群のバランス感覚でその場をまとめることができます。

しかし、なんでも「仕方がないこと」と受け入れることは平和的で包容力がありますが、問題にぶつかったとき、逸脱することを恐れてここ一番というところで頑張りに欠け、つい適当になってしまったり責任転換をしたりすることも。

公平を求めすぎるあまりに意志を感じることができずに”冷めている”と受け取られることもあります。

人の影響を受けやすいのも天秤座の特徴の一つです。

天秤座の支柱について

天秤座は周りと自分は常に分けて考える”個人主義者”です。他者を意識するのは、他者の目を通して客観的に自分を見るためだったり、社会の中での自分の位置を見出したりと、成長を目指せば目指すほどに支柱は高くなっていきますがそれには大変な労力を必要とします。

その為無難なところでバランスをとったり、いっそのこと諦めてしまう人もいます。しかしあらゆることに距離を置いて無難にやりすごそうとするのではなく、熱中して一人の人や一つの事柄にこだわりぬくこと、冷静な判断ではなく主観的な感情を理解しようとすることが天秤座の課題となります。

表面には見えないあまり見たくないような心の踏み込んだ部分こそが、”自ら成長すべきところ”なのです。

プライドを捨てて一歩踏み込むことによって自分をより客観的に深く見つめることができます。そして次々一刷していくことができれば、支柱はより強く頑丈になってどんどん高くなり、見渡せる世界も広がります。

そうして築き上げられた視点の高さが、天秤座が時に逸脱していると言われる所以ではないでしょうか。

天秤座の恋愛感

天秤座は本質的に”自分に足りないもの”を求めています。天秤の片方。影響を受けつつ共に高め合っていけるパートナー。

美を司る”金星”が支配星であり、パートナーにも美しさを求めます。美しい外見や美しい内面。天秤座の観察力は、本当に美しいものを見抜く目をもっています。

また7ハウスの”結婚、契約、結合”という影響もうけ、本来活動的で強いパートナーシップを求めているのですが、相手とバランスを取ろうとしすぎて、自分のかっこわるいところを見せられずに、なかなか先に進めない奥手な面もあります。

やはり時にわき目もふらず夢中になるような”本当の心”の奥底を、人目や失敗を恐れずにさらけだす勇気が大切なようです。

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