蟹座について|星座の性質

蟹座の要素

  • Key consept/I feel
  • Ruler/月
  • Elements/水
  • Quality/活動宮
  • Gender/女性
  • House/4ハウス

蟹座は4番目の星座です。一つ前の星座、双子座では見るものすべてが珍しく、好奇心いっぱいに飛びまわり、個人の中で限界まで知性や能力を磨いてきました。そして蟹座では、その極限までの個人としての活動から抜け出て、全てとつながる一体化を目指し、他者と”共感”、”共存”して豊かな心を育もうとします。

蟹座のある<夏至>から始まる4ハウスの位置はホロスコープの一番下にあります。円形のホロスコープの中心線から下部分は内面世界を表し、自分の根っこ、本当の自分、過去や起源の部分、家庭や家などの自分の帰ってくる場所(時に母親や母性)に安心感を求めます。

蟹座の支配星である”月”は、無意識的なプライベートの感情や感覚を表します。日が落ちて家でゆっくりリラックスする時間、日中のように気を張って頑張らなくていい時間。繊細で傷つきやすい無防備な部分(人に与える土壌)を蟹座の人は硬い甲羅でしっかりと守っています。

だからこそ警戒心も強く、初対面での蟹座は「この人は敵か味方か」などと無意識の緊張感を勝手に背負ったり、心を許さない人には時に厳しく排他的になることもありますが、一度心を許した人に対しては損得関係なく忠誠心を持って、まるで母親のように(ちょっとお節介になることもあるくらい)面倒見がよく深い愛情を惜しみなく注ぐ優しい人です。

人の話も親身になって聞くので、記憶力が一番いい星座とも言われています。

I feel =わたしは感じる

水(感受性)のエレメントである蟹座のキーワードは「I feel =わたしは感じる」。蟹座は大変敏感で、12サイン中最も繊細な感受性を持っています。さらに”活動宮”に属するため、人がどうしてほしい、何を求めているのか、元気なのか困っているのか…に共感し、癒し、安心感で包んであげたいと無意識に反応し行動します。

蟹座は感情に非常に素直で、喜怒哀楽といった感情のエネルギーが大きく、それらをしっかり表現したいという欲求を持っています。

時に共感が得られなかったり、心でつながれないというときは、自分に自信がなくなり、孤立感と不安感から深く傷ついてしまうことがあるほど繊細です。不安を表現することは喜びを表現することより難しいので無意識に溜まり、急に爆発してしまうことも。

また共感を求めるあまり、人は人といったような他人と自分との距離がつかめず、同じ集団に属しているのであるから同じ考えだといったような、全体主義的なところが生まれたりもするので注意が必要です。

人に流されやすく、期待に答えようとしすぎたり、自分の思いを人に強制してしまうことも。

感受性豊かな蟹座の最終的なテーマは、自分が本当にありのままで安らげる場所を持つことです。人が中心の共感”ではなく、自分は本当にどうしたいのか?月の満ち欠けのように起伏のある感情に身も心も押し流されるのではなく、穏やかでワクワクするような夏の始まりをイメージして過ごしてみてください。

本当の安心感は自分の中にあるのです。

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